柴田書店の食の専門誌
柴田書店はフードビジネス全般に渡る関連書籍に強みを持っていて、月刊食堂、専門料理、ホテル旅館などの専門誌を発行しています。飲食店・外食産業関連の専門出版社として高い市場シェアを持っています。その柴田書店が発行するのが「そばうどん」です。年に一回の発行で、一冊2,700円と高価ながら、そば、うどんに特化した情報量と写真の美しさと記事の充実ぶりで、そば職人さん、そば店経営者など、多くのこだわりのある方々に長年読まれている雑誌です。知り合いの多くのそば職人さんが、バックナンバーを何年分も自宅に揃え、メニュー開発、店舗開発、製粉、製麺技術の向上の情報源として、活用されています。
そばの品種改良の関係で、記事にしていただいたり、何度か取材していただいたりで、今年も高価な一冊を、お送りいただきました。本当にきれいで上品な一冊です。
「そばうどん」のスゴイところ!
編集の方、ライターの方、カメラの方 その全ての方が、「そば」愛が半端ありません。そばの栽培方法、品種改良、品種について。。ココらへんは、守備範囲なのですが、本当に畑や現場を何度も取材に来ていただいたり、こまめに質問されて、「そば」の事実、真実を知ろうとされています。そのため、記事に誤解は無く、写真もその道のプロ(料理、店舗)の方が撮影に来られます。1冊を一年以上のスパンで企画を立て、ライターが全国に足を運び、作り込んでいるのです。
この出版社の圧倒的な強みは、食だけに特化していること。そして、こだわりと愛を持って本を作っていること。ライターも編集者も、「食が大好き」で愛しているからこそ専門記事が書けるのでしょう。
この雑誌の歴史は長く数十年にもなります。こういう雑誌が日本のそば文化の一翼を担ってきたんだと思います。「そばうどん」記事の紹介は、また後日。