魅惑的なラダック
柴田書店の「そばうどん」を見ていたら稲澤敏行氏によるラダックの記事がありました。
ラダック、魅惑的な地名です。中国、ネパール、インド、パキスタンとヒマラヤ山脈が弓状に連なっていますが、
ラダックはインドの最北部に位置します。
ソバの伝播経路
ソバの起源地は大西近江先生(京都大学教授)の研究によれば、中国の雲南省であるとされ、雲南省から東経路では、中国、朝鮮、日本へと伝播し、西経路ではネパール、インド、中近東を経由してヨーロッパに入って行ったそうです。
この伝播のルートとそばの在来種の生育型、特性、遺伝子型との関係はとてもおもしろく、恩師である氏原暉男先生(故信州大学名誉教授)廣瀬玉紀先生らのご研究がとても興味深いのです。(ちなみにネパールの写真が秀逸!二十数年前(1991年)の写真とは思えない当時のネパール山岳部での芸術的で貴重な写真がみられます。Sun Life View )
話がはずれるので、戻しますと、ラダック、「そばうどん」には稲澤敏行氏のラダックでのソバ調査報告が掲載されています。とても興味深い記事で、そばの起源に触れる話から、ソバ畑の様子、そばの料理の仕方、そばの製粉方法、製粉の道具など、ラダックの空気感とともに伝わってきます。
その中に、ソバの葉の料理が紹介されていました。
そばの葉の料理
ラダックでもそばの若葉を摘んで、スープにして飲んでいるんですね。ラダック、行ってみたいですねー。行ってみたい。
ネパールでもそばの葉が食べられています。
昨年の今頃、ネパールに行きました。ここでも、同じようにそばの葉を粉にして、料理に使っていました。
ネパールでのそばの葉の様子は現地での様子も踏まえ、また後日ご紹介します。