賦形剤ってどう読むの?
先週から、青汁のモニター募集にお申込いただいた方へサンプルを順次発送しているのですが、届いた方から、とても大切なご指摘をいただくことが多く、ありがたく思っています。二十数年来の友人からは、青汁に同封した小冊子を熟読してくれて、「ここがわからない」というご指摘をいただきました。その中で、「賦形剤」ってなんなの?どう読むの?というご指摘がありました。確かにそのとおりです。食品、健康商品の業界内にいると当たり前に使っている言葉が、わかりにくいのです。この言葉、「ふけいざい」と読みます。
ほとんどに賦形剤は使われている
賦形剤(ふけいざい)は、増量剤や増粘剤とも呼ばれ、乳糖やデンプンが多く使われています。「デキストリン」「でんぷん分解物」「増粘剤」などと書かれています。もしお飲みの健康食品や青汁が手元にあれば、成分表示を確認してみてください。ほとんどに、「デキストリン」「でんぷん分解物」「増粘剤」が使われています。私が調べた青汁では、賦形剤が使われていないものは、15種類中でわずかに1つだけでした。
賦形剤の役割
なぜ、賦形剤を使うか?それは、つくる側の都合がほとんどです。使用の目的は、3つあります。1つは、増量のためです。主目的の素材の量が少ない場合、1包に封入する量があまりにも少ないと成分的なバラツキを生じるため、量を増やして適量にして1包にします。2つ目は、生産効率を高めるためです。青汁を乾燥させる工程で、スプレードライをする場合には、造粒のために賦形剤や増粘剤が使用されます。賦形剤を加え、乾燥させることでサラサラとした流れやすい顆粒にします。青汁を袋詰めする場合、サラサラしていないと量を図ったり、包装するのに手間がかかり、歩留まりが悪くなったりするからです。3つめは、飲みやすくするためです。これは消費者のことを考えた添加ですね。
賦形剤を使わない、ということ
3番めの理由以外、青汁には「つくる側の都合」で賦形剤がかなりの配合割合で使われています。安全には問題がないとされていますが、できれば余計なものは摂りたくないものです。当社の青汁は、できるだけ賦形剤や保存料、香料、着色料、糖類などの添加物は使わないようにしています。食品添加物で味を調整したり、余分な賦形剤を使わないことにしました。通常では使うべき賦形剤を使わないのだから、当然その弊害はあります。
うちの青汁は賦形剤を使っていません。
賦形剤を使わないと、生産効率と歩留りが著しく悪くなります。これは当社で製造設備と工程に多くの研究を重ねたこと(1年以上かかりました)と、製造時にひと手間をかけることでカバーしました。賦形剤を使わないことのもう1つのつくり手側の弊害、天然のものしか使わないから原材料のコストが跳ね上がることです。これは、自社栽培(全てではありません)から乾燥、粉末化、包装の過程を外注せずに自社で一貫して製造できる体制を整えたことで、原材料のコストアップ分を吸収しました。これにより、1包が11グラムという常識はずれの超大容量で、しかも賦形剤、増量剤、糖類は入れていない青汁をつくり出すことに成功しました。当社の青汁の原材料表示を是非、ご確認ください。すべてが天然の素材で11グラム入っています。溶かして飲むと、自然のままの青汁(大麦若葉、ケール、桑の葉、そば若葉)・林檎・バナナ・大豆などが自然の成分そのままに摂取できます。とても贅沢な「自然のままの青汁」ができました。
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